ベクシル

むろふう師とベクシルを見に行った。
CGはよくできていた。機械物がリアリティがありすぎるのにたいし、細かいレベルで形状が複雑な人間や木片みたいなもののリアリティがいまいちなので、画面全体に統一感がない。特に人間は背景から浮いてしまっている様に見える。人間の動き自体も妙にぎこちない。2速歩行ロボットを見ているようなぎこちなさがある。ランドメイトっぽいスーツの動きはよくできているような気がしたから、人間の歩行にももう少し重力や慣性をびみょーーーに入れたらそれっぽくなるんじゃないのかなぁ。超個人的な感性でいうと、足の裏が固くて変形しない。膝関節が(機械のように)ゆるぎなく慣性の影響を受けていなという印象を受ける。
ストーリは微妙。SFとしては設定や背景が短絡過ぎる。
けど、最近映画のSFってそんな程度といえばそんな程度かも。あんまり、そう簡単にそんなことになるわけないだろうというところを細かく考えて作ってたところで2時間やそこらじゃ現せないし、現したところで理解されないなら意味が無いし。
とりあえず、機械は永続性が高いものではない。永続性だけ考えれば機械なんかより人間の生体の方がはるに高機能。車みたいな単純な機構の機械でさえ50年もたない。(エントロピーの増大を抑える機構があるかないかが大きく違う。)