怪談

相変わらず読み続けている。
暑いので開けっ放し高い位置の小窓が気になって仕方ない。窓の方を見ないと、存在しえないものを怖がっているようで癪に障るので、気になったときは窓の方を見ていたが、それが続くと逆に確認しない事を怖がっているようで、癪に障るので見なかったり。どうしたらいいのやら(笑)
霊や精神なんてものは存在しない。我々は自然現象の一部に過ぎず、外界からの刺激とそのときの体内の状態で出力, 次の状態が一意に決まるオートマトンだ。

姿見も、風呂場の鏡も、寝るときに開けっ放しているベランダの窓も気になって仕方ない。鏡を見ると、鏡を見ながら言うと不吉なことが起きると言う言葉をついつい口にしてしまう。これは病気だ。鏡なんて、滑らかな金属に光が反射しているにすぎない。そこから現実にない光が照射されることはありえないし、その奥に空間があることもありえない。肉眼で見えるものが鏡に映らないというのもありえない。本当にそれが鏡なのならば。

そして、つらつらと怪談を読みまくっているうちに、また一つ怖くないパターンを見つけた。
長編。
登場人物が固定されて長編だと、登場人物の人となりに馴染みができてしまう。そうなると、ファンタジーを読んでいるような気分になって怖さがなくなる。
怖い話は読み切り短編に限る。