蟹工船

android用のアプリに青空文庫のビュアを落として、最近、蟹工船を読んでいた。

安全なところで車を乗り回している社長、現場では一番安全な場所から工夫を酷使する監督、安い賃金で生死のかかった場所で働かされる工夫。会社は人間より設備を優先。

東電の構造と酷似しているように思えてならない。バブル辺りから、全体的に物質的な豊かさで底上げされているだけで、物質的な豊かさの下駄が外れるような状況では、人間の社会というのは常にこんなものなのだろう。