原発事故検証

ようやく NHK が批判的な立場で東電の原発事故を検証した内容を放送し始めた感じがする。
テレビで放映される前から言われていたことだが、

  • 耐久年数を過ぎて運用していたこと
  • 炉から出ているパイプの耐震能力が低いこと
  • 地震の時点でパイプが破損して炉の中身が漏れていた可能性があること
  • 10mを超える津波は想定されていたが、勝手に想定した確率の低さと費用から対策を行わなかったこと(経営視点では当たり前のようにも思うが、結局のところ周辺住民の命や生活を掛金にして自社利益を取る賭博をして、負けたから担保を周辺住民が払ったという話)
  • 原子力保安院も10mを超える津波の想定を知っていながら、対策するように指示しなかったこと

など
NHK は、国民から税金的な仕組みで金を徴収できるようになっているのだから、権力や金、企業から独立して、金の徴収原のための報道をいち早く行なって欲しいものである。

が、重要なのはこれからどうするかを考え、対策を打つことである。何かされているようには見えないので、またそのうち同じような人災が起こることであろう。