間伐ボランティア活動

前回の白川郷の茅刈りボランティアに行ったときに誘われた間伐のボランティアに行ってきた。集合場所が豊田市の山の中と、徒歩ではかなり無理のある場所なので、同じ職場のS(仮名)さんに送ってもらった。
参加人数は約100人。白川郷の茅刈りのときと違って、ずいぶん盛況だ。白川郷の時は、ボランティア労働に行きつつ、参加費7000円も出さないといけないからかもしれない。間伐の参加費はなし。その代わり食事は出ない。
作業場所は愛知県と岐阜県の県境の相当な山奥。この時期の山は身に染み入るような寒さだった。大げさかと思ったライディングスーツの上を着てもまだ寒いくらい。一緒に行ったS(仮名)さんはシャツの上にウインドブレーカーっぽいものを1枚羽織ってるだけだったのでかなり寒そうだった。
午前中は間伐することの意味合いについての説明を豊田市の職員の人が講義。長話するな。ええ加減寒いちゅーねん。早よ木ぃ切らせろ。まぁ、小さなお子さんも参加されてるし、森林の維持とその意味の教育は、この活動の主題なのかもしれませんけどね。
講義が終わって、持参の弁当を食って、午後から作業。楽しみにしていたチェンソーでの伐採はなく、鋸のみ。今回間引くのは檜。生木なので、摩擦が大きくて鋸を動かすのが相当重かった。直径10〜20cm程度のを切ったのだが、直径が増えるに従って、必要な体力は格段に増える。動摩擦係数が同じなら、摩擦力は面積に比例するから当たり前ではあるが。倒れる時のミリミリミリという音は生で聞くとなかなか心地よい。檜だから当たり前ではあるが、切ると檜のいい香りがする。
最初は2人で組になって2本倒して、その後1人で5本程度倒した。自分1人でそれだけ倒しているから、全体で5〜600本程倒れたのか。と思っていたら、帰りに本数の確認があって、全部で90本弱しか倒してなかったらしい。他の人、何やってたのよ…。